もうすぐ母の日を前に
今の世の中の母親はいったいどのくらい子供と一緒にいたいと思っているんだろう。
自分の身近なところだと、男子母は、しゃべってくれないだの今どこにいるだの帰ってくるのが遅いだのと、なんか一緒にいたそう。でも同じ女の子を持つママ友は早く出っててほしいとかいう人もいるし。
かくいう私はどうなのかというと、早く巣立ってほしい派。毎年夏休みや冬休みは子供だけで実家に帰省してくれるのを心待ちにしていたほど。
毎日一緒にいるのに、修学旅行の見送りなんかで泣いてるお母さんとかいると仰天してしまう。
でっかっくなっても全然楽にならない毎日に「なんで・・・」とぼやく日々。
バイトの制服から部活のユニフォームで、赤ちゃんの時より洗濯物は多いし、小さいときは作ったもの何でも食べてくれて、作った時に食べてくれたのに、でっかくなってくると、やれ友達と食べてきたからいらないだの、ダイエット中だからいらないだの。作らなかったら作らなかったで、「なんもないの?」とぬかす。
中高生の子供を持つお母さんに「手が離れましたもんね。」なんてうっかりいってはならない。「大きくなったらなったでかえって色々大変でしょう?」なんて声かけする人がいたら、なんてよくわかってる人なんだと感動してしまう。
だけども。
とても天気のいい休みの日。
子供のベットメイクやら、洋服のアイロンがけやら、普段手の届かないところまで丁寧に手入れをしてあげていると、なんとも穏やかな気持ちになってしまう。
母になるとは、こういう感覚を手に入れること。こういう気持を味わえることなのかな。
あしたもまた、私が丁寧にアイロンがけした制服でアルバイト頑張って、お客さんに気持ちよくサービスしてください。そしてバイト代も全部自分で自由に使ってください。
母より。